転職サイトには様々な企業の求人情報があり、その中にはブラック企業と呼ばれるような労働者を平気で苦しめる会社の求人情報があります。そうした企業に引っかからないようにするためには転職エージェントが持つ非公開の求人情報を利用することが挙げられます。企業側の視点で考えてみると、ブラック企業では人は簡単にやめてしまうような企業のため退職者と同じかそれ以上の人数を常に募集していなければなりません。なので求人情報は多くの人の目につく公開型にする傾向があります。逆に転職エージェントが持っている非公開の求人情報には、人をすぐに入れなくても経営できるぐらいに安定している企業が多く、さらに非公開のためその求人を知っている人が少ないので競争が少ないという利点もあります。転職エージェントを利用する際は、非公開の求人情報があるかどうか聞いてみると良いでしょう。

転職エージェントは転職のプロでもありますが、同じ人間であるため間違いを犯すことがあります。そのため、エンジニア自身も優良企業かブラック企業かを見極められるようにならなければなりません。そのために財務諸表を読めるようにしておきましょう。見るポイントとしては損益計算書にある営業利益と純利益を見て毎年一定割合以上の利益を上げていること、キャッシュフロー計算書の営業活動のキャッシュフローと財務活動のキャッシュフローの差額であるフリーキャッシュフローを計算してその企業が安定して現金を得ているかどうかがあげられます。